Documentation version: J1-3.2.2
Date: 1999.04.19
日本語版:Myriad-J ちーむ
(訳註:このマニュアルは、英語版マニュアルv.3.2(一部、仏語版マニュアルv.3.2.2)を、主にMelody Assistant 3.2.0での操作を基準としてMyriad-J ちーむが翻訳/加筆/校正/HTML化したものです。(HTML化に際して、スタイルシートによる多少の装飾を施してあります。お使いのブラウザが対応している場合、オンにして見てみて下さい。)英/仏語版とは多少記載内容が異なる部分があること、及び、アプリケーションがバージョンアップした場合に記載内容と実際の操作との相違が発生しうることをご了承下さい。設定ウインドウやメニュー項目の名称変更等、インターフェイスの変更が今後予想されます。加えて、私たちが英/仏語版マニュアルの記載内容自体を完全には検証できていないと思われます。また、このマニュアルの翻訳はアプリケーションの日本語化に先んじてなされました。故に、メニュー名等の日本語表記が実際のものと多少異なる場合があります。言い訳がましくなりますが、有志による奉仕活動ですのでどうか大目に見て下さい。。。オマケとして、翻訳する際に使用した英→和 Lexicon をつけておきます。1999.04.19, Rj)
今やあなたは、最も頼もしくて使いやすい、コンピュータでの音楽創造ソフトウェアを手にしているのです。Melody/Harmony Assistantは、あなたのインスピレーションを補佐する重要なものとなるでしょう。
Melody/Harmony Assistantにはオンラインヘルプ機能があります。全てのボタン類やメニュー、ダイアログには、説明が付いています。どこかにマウスポインタを当てるだけで、ヘルプ・ウインドウにその説明が表示されます。また、今お読みのマニュアルには、ヘルプ・ウィンドウで説明されていない事が全て書いてあります。更に、音楽理論に於ける基礎的な記譜法、Q&A、Melody/Harmony Assistantの具体的な使用例等もこのマニュアル中にあります。
(訳註:ヘルプ・ウインドウは黄色いパレット状のウインドウです。ここでの説明には、時折ショートカット(キーボード・コマンド)が付記されます。モディファイア・キーの表現はMacintoshのものですので、IBM PC/AT互換機でWindowsをお使いの方は「Command」を「Ctrl」に、「option」を「Alt」に読み替えて下さい。なお、Macintoshでは、一部の環境でバルーンヘルプを表示すると問題が発生するようです。アプリケーション自体のオンラインヘルプが充実しているので、MacOSのバルーンヘルプは使わないようにした方が無難かもしれません。)
重要:
このマニュアルの最後の方に、使用許諾契約の章があります。Melody/Harmony Assistantを使用する前に、必ず読んでおいて下さい。
Myriadからは、音楽に関連する二つの異なるソフトウェアが出ています。このマニュアルは、両方に共通のものです。
その一つ、Melody Assistant(シェアウェア、US15ドル)では、すごく簡単に楽譜を書いたり演奏したり印刷したりできます。しかし、それだけではありません。デジタルサウンドのデータベースを利用可能なので、特別な機器やMIDIの専門的な知識なしに、あなたの曲を高品質なサウンドで楽しむことができます。
この機能を使えば、お好きな音を録音し、それを楽器として使って曲を演奏させることもできます。
もっと多くのサウンドのデータベースをMyriadのサイトから無料でダウンロードできます。また、それの入ったCD-ROMを注文して郵便で手に入れることもできます。
ギター、ベース、ハーモニカ奏者には更なる特典があります。Melody Assistantには、自動的にタブ譜やコード・ダイアグラムを作成する機能があるのです。
質問:「シェアウェア」って、具体的にどういうことですか?
Melody Assistantは無料で試用できます。もし気に入ったら、登録番号を申請して下さい(US15ドル)。そうすれば、Melody Assistantのもっと多くの機能が使えるようになります。このマニュアルでは、登録ユーザしか使えない機能をも漏れなく説明してあります。
そしてもう一つのソフトウェア、Harmony Assistant(製品、US65ドル)は、Melody Assistantの「おにいさん」みたいなものです。Melody Assistantの全ての機能に加えて、更に多くの機能があります。コード・グリッドや、伴奏の自動生成、リズム・パターンの作成、ユーザ定義の音楽スタイル等、盛りだくさんです。
このマニュアルにはまた、Harmony Assistantで使える機能もちゃんと書いてあります。
質問:Harmony Assistantは「シェアウェア」ではないのですか?
違います。「シェアウェア」ではありません。Harmony Assistantは、CD-ROMに入った「商用製品」です。US65ドルで注文できます。CD-ROMには、より多くのデジタルサウンドのデータベースが入っています。その驚くべき機能は、試用版をダウンロードするか、郵便で注文すれば試せます。試用版では、サウンド・データベースの一部だけしか使えませんし、保存や印刷はできません。しかし、Harmony Assistantがあなたの要請に応えうるものであるということは、その試用版で十分に確認できるでしょう。
ところで、もしかしたらあなたは音楽の理論に詳しくなかったり、昔習ったけど忘れてしまったりしているかもしれませんね。話を具体的な例へ話を移す前に、次章では簡単に音楽理論についてまとめておきます。
Melody/Harmony Assistantでは、音楽をごく一般的なやり方で作譜します。つまり、音符は譜表(五線譜)の上に記入し、譜表はまとめられてスコア(総譜)になります。これは、音楽の世界ではごく普通のやり方です。以下に楽典の基本的なことがらを見ていきますが、音楽理論と用語になじみのある人は、この章をとばして読んで貰っても構いません。
註:音楽理論の全てをここに記述することは不可能です。より詳しく知りたい人は、専門書を参考にして下さい。
(訳註:音の高さ等に関してこの章で記されているのは、一般的な「十二平均律」での話です。)
楽曲(曲)は、スコアに記述され、モニタ上の文書ウインドウに示されます。スコアはいくつかの譜表からなります。譜表の一つ一つは、個々の楽器が何を演奏するかを表示しています。
譜表は、以下のような五本の平行線から構成されます。
下から上へ順番に、第一線、第二線・・・第五線と呼び、線と線の間を下から上に向かって第一間、第二間・・・第四間と呼びます。
このような譜表(五線譜)の上に、音符を記入していきます。音符は、楽器によって演奏される音とその長さを表し、譜表の線上か、線と線の間に記入されます。
音符は、その形と位置で、次の三つのパラメータを表しています。 ☆縦(垂直)方向の位置は、音の高さ(ピッチ)を表しています。上の方に置かれた音符ほど、より高い音を意味します。
つまり、
一個の全音符→
w の長さは、二個の二分音符→
h +
h の長さ、または四個の四分音符→
q +
q +
q +
q 、或いは八個の八分音符→
e +
e +
e +
e +
e +
e +
e +
e 、もしくは十六個の十六分音符→
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x +
x の長さに、それぞれ等しくなります。
休符は音符と音符の間の音が出ていない状態を表しています。音符と同じように、その長さは、半分に割ることで減らしていきます。
休符の名称も音符と同じように、その長さによって全休符、二分休符・・・等と呼びます。
譜表(五線譜)は、五線に垂直な縦線(小節線)で小節に区切られています。小節は譜表を一定の間隔に区切っていきます。
譜表の左端には、音部記号と呼ばれるものが記入されています。音部記号は、いくつかの重要な情報を表しています。
・その形状は、各音符を譜表のどの場所に置くかの基準となります。
すなわち、ト音記号(高音部記号)は、五線の一番下の線(第一線)がE(ミ)に、その上の空間(第一間)はF(ファ)に、さらにその上の線(第二線)はG(ソ)に対応することを教えてくれます。
高音部記号は次の形をしています。
&
ヘ音記号(低音部記号)の場合は、一番下の線が低音のG(ソ)、その上に向かって順次A(ラ)、B(シ)、C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)・・・となります。
低音部記号は次の形をしています。
?
・音部記号の右隣には、4/4といったような分数が表示されています。これが拍子記号で、各小節の長さがこれでわかります。例えば、4/4拍子の場合、各小節は四分音符を一拍とする四拍子で構成されることになります。つまり、この場合、一つの小節の中に、全音符一個または二個の二分音符が入ることになります。
次に、一般的な音楽用語を簡単に解説しておきます。
欧州の言語の一部でアクセント記号を用いて文字の発音を示すように、音楽もフレージングを示すためにアクセント記号を用います。
(訳註:例えばフランス語のアクサン記号やドイツ語のウムラウト記号等は、それがつけられた母音が基の音とは異なって発音されるべきものであることを示します。)
これは、それが添えられた音符の音の高さを変化させる記号です。
臨時記号には次の五種類があります。
臨時記号は次の二箇所だけに表示することができます。
ある音符の直前に書かれた臨時記号(シャープ、フラット等)は、同じ小節内の、記号のついた音符と同じピッチの全ての音符に効果を及ぼします。
通常、同じ音名でオクターブの違う音も、同様に臨時記号の影響を受けて自動的に変化しますが、Melody/Harmony Assistantでは、Configuration [設定] > Global [一般設定] メニューでこの機能をオフにすることができます。
音符の直後に記される小さな音符で、装飾音の一つ。その分だけ音符の長さが増えるのではなく、中間打音が付けられた(元の)音符の長さの一部分を使って演奏されます。
音符の直前に記される小さな音符で、装飾音の一つ。その分だけ音符の長さが増えるのではなく、中間打音が付けられた(元の)音符の長さの一部分を使って演奏されます。
二個以上の前打音や中間打音を特に装飾音と呼んでいます。
コードを構成する音を、同時にではなく、低音側または高音側から連続的にすばやく弾くことを意味します。
(訳註:「琵音」と言うそうです。)
楽曲は小節によって均等に分割されており、各小節は拍という小単位に分割することができます。拍の数は通常二、三、四のいずれかです。
各小節内の拍は、その全てが同じ重みを持っているわけではありません。
拍自体も、いくつかの小単位に分割することができ、その最初の部分は強く、あとは弱くなります。
楽曲の拍子は、音部記号の後の分数でわかります。
分子の数字が各小節に存在する拍の数を表します。
分母の数字は各拍の長さを表しています。
例)3/4:四分音符の長さを一拍とする、三拍子。(四分の三拍子、ともいう)
通常の小節では各拍は二分割でき、一拍の長さは全音符、二分音符、四分音符といった、単純な音符に相応しています。従って、分母の数は、一、二、四、八です。 分子の数字は拍子を示しており、大抵二か三か四です。
複合拍子では、拍子は三の倍数となります。各拍の長さは付点全音符、付点二分音符等の付点音符の長さに相応し、分母の数字は、二、四、八、十六です。分子の数は拍の数を表し、通常三、六、九、十二になります
各小節を他の小節と区切る縦線のことです。
コード(和音)は同時に演奏される音の集まりを指しています。
コードは音階によって定まり、最低三つの音から構成されます。
これら三つの音の組み合わせにより、いろいろなコードがたくさんできます。
例)
Cメジャー(Cと書く):
Eマイナーディミニッシュド5(Emb5と書く):
コードは四音以上でも生成できます。Melody/Harmony Assistantでは、四ないし五つの音からなるコードを調整することが可能です。この場合、根音、第三音、第五音の他に、
四つの音からなるコードは、7の和音とも言います。
例)
Dmb5/7Mb9のコード:
全てのコードは転回が可能です。転回は音の並びを変えるだけであり、構成する音を変えるものではありません。
音符の直後に付記し、その音の半分の長さを付加する記号です。例えば、付点四分音符は四分音符と八分音符を足しただけの長さを持ちます。
休符にも同様にして付記することができます。
ほとんどの楽器は、音を大きく或いは小さく出すことができます。パッセージ(楽節)の演奏されるそのときどきの演奏音量は、強弱記号と呼ばれるものに従って決定されます。ピアノ、正式名称をピアノフォルテという楽器の名前は、どれだけの強さで鍵盤を叩くかによって、強くも弱くも音を出せることに由来します。
シンセサイザー用語では、個々の音符の強弱をベロシティと呼んでいます。音の大小が、弾く手の速さによっていたからです。Melody/Harmony Assistantの現バージョンでは、各音符のベロシティを調整することで、強弱記号による音量変化を再現します。
音階では、各音は一定の間隔で配列されており、例えばヘ長調(F)はF、G、A、B♭、C、D、E、Fという音階を持ちます。
しかし、音符はフラットさせることも、シャープさせることもできるため、同じピッチの音が二つの異なった音名で示されることがあります。例えば、ロ長調(B)はB、C#、D#、E、F#、G#、A#、Bの音階を持ちますが、この七番目(第VII音)の音は、ヘ長調の四番目(第IV音)の音(B♭と言った方が早い)と同じピッチですが、この場合はA#と書くのが普通です。これが異名同音です。
音符の直前に付記し、その音を半音下げます。
註:Melody/Harmony Assistant独自の用語で、通常の音楽用語にはありません
ゴーストは入力途中の小節内に表示され、その小節が完全に埋まっていない、まだ音符ないし休符が挿入可能なことを示している、擬似的な休符です。
ゴーストは次のように表示されます。
![]()
ゴーストは視覚的にその小節の余り時間を示しており、譜表ポップアップメニューで休符に変えることができます。譜表の左端の黒い三角形をクリックして、Change ghost rests to rests [ゴーストを休符に変換] を選択して下さい。
便利!:Configuration [設定] > Global Setup [一般設定] メニューで、ゴーストを非表示にすることもできます。
音符の前後に書かれる三から四つの小さな音符で、装飾音と同じように、付記された(元の)音符の長さの一部を使って演奏されます。
和音の基本形では、コードを構成する音は、根音が一番下(低音側)にあり、その上に第三音、第五音、さらには第七音、第九音と積み重なっています。転回とは、コードの構成音の一番下に来る音を他の構成音に代えて、その配列を変えることです。
第一転回形では、根音を1オクターブ上に持っていき、第三音が和音の最低音となります。
第二転回形では、根音と第三音を1オクターブ上に持っていき、第五音が和音の最低音となります。
同様にして、第三、第四の転回形が生成されます。もちろん、この場合、四つないしは五つの構成音からなるコードのみが転回可能です。
例として、C7を転回してみると、
基本形 : C E G Bb 第一転回形: E G Bb C 第二転回形: G Bb C E 第三転回形: Bb C E G
以下に、コード構成音の各転回形による配列を挙げておきます。
凡例)
F=根音、3=第三音、5=第五音、7=第七音、9=第九音
オクターブ
-1 0 +1
. . .
基本形 . F 3 5 7 9 .
第一転回形 . . 3 5 7 9 F
第二転回形 . . 5 7 9 F 3
第三転回形 . . 7 9 F 3 5
第四転回形 . . 9 F 3 5 7
第一転回形(逆行). 3 5 7 9 F .
第二転回形(逆行). 5 7 9 F 3 .
第三転回形(逆行). 7 9 F 3 5 .
第四転回形(逆行). 9 F 3 5 7 .
音階の調は、調号によって定義されます。多くの調がシャープまたはフラットを含みますが、音符にいちいち臨時記号を書き込む手間を省くために、各譜表の音部記号の直後にまとめて一度だけ記します。
C♯メジャー/A#マイナー
この調号は、それが記された段全体にわたって有効となります。
調の名前は、調号として記されている臨時記号の種類、および数によって規定されます。
シャープの数 調
0 ハ調
1 ト調
2 ニ調
3 イ調
4 ホ調
5 ロ調
6 嬰ヘ調
7 嬰ハ調
フラットの数 調
0 ハ調
1 ヘ調
2 変ロ調
3 変ホ調
4 変イ調
5 変ニ調
6 変ト調
7 変ハ調
Q&Aの章にある調号表も参照して下さい。
音符の直前におかれ、先行する臨時記号による変化を無効化します。
音符は音の高さ(ピッチ)と長さ(音価)を表しています。音符の形状は音の長さを、譜表上の縦の位置はピッチ(周波数)を、譜表の横方向への位置は楽曲のどのタイミングで演奏されるかを、それぞれ表しています。
音名には七つあり、言語によって呼び方が違います。
英米式 :C D E F G A B イタリア式:ド レ ミ ファ ソ ラ シ 日本式 :ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ
(訳註:日本では英米式はコードの名前に、イタリア式は普通に音階を読むときに、日本式は調の名前に、それぞれ使っています)
これらの音を、低い方から高い方へと並べた音列を、音階(上行形)と呼びます。オクターブとは、上行音階上での、同じ音名を持つ二つの幹音のへだたりを言います。
シャープ(#)のついた音符は、幹音より半音上がった音になります。その小節内にあってその音符以降の全ての同じ位置にある音符も、同様に半音上がります。
フラット(♭)のついた音符は、幹音より半音下がった音になります。その小節内にあってその音符以降の全ての同じ位置にある音符も、同様に半音下がります。
ナチュラル記号は、それが付記された音符について、先行する臨時記号(シャープやフラット等)の効果を打ち消します。
註:同じ高さの音でも、状況によって別の呼び方をすることがあります(異名同音の項参照)。
音符の形状は、音価(音の長さ)を表します。長い順に、
全音符
二分音符=全音符の半分
四分音符=二分音符の半分
八分音符=四分音符の半分
十六分音符=八分音符の半分
三十二分音符=十六分音符の半分
・・・となります。
この音の長さは、Edit [編集] > Actions [操作] > Tie [タイ] (Command+L)で連結することができます。例えば、二分音符と八分音符をタイで結ぶと、その音の長さは二分音符と八分音符を足した分の長さになります。
付点音符の音の長さは、元の1.5倍の長さになります。例えば付点四分音符は、四分音符に八分音符を足した分の長さを持ちます。
これらは三連符でも同様です。(このとき、連符の一つ一つの長さは、表記された音符が通常持つ長さの2/3になります。)
音符は譜表上に書かれます。
同じコラム(縦軸が同じ)に書かれた音符は、同時に演奏されます。
音符同士を連桁(れんこう:複数の音符のはたの部分をつなげること)するには、投げ縄ボタンを押してから目的の音符をドラッグで選択し、Edit [編集] > Appearance [アピアランス] > Hitch [連桁する] (Command+K)を実行して下さい。
連桁された音符は、同じ一つのフレーズとして演奏されます。このとき、音符のはたは、横のぼう(桁)として表示されます。
異なる音符同士を連桁した場合、その正確な音の長さを知るのは少し面倒になります。例えば、
![]()
連桁された音符のそれぞれの長さを知るには、ぼうにくっついている桁の数を見て下さい。その数とおなじ数のはたをもった音符と、同じ長さになります。
演奏時の音の強弱や大小を、ニュアンスと呼んでいます。
強弱記号(ダイナミクス)を使うことで、強く弾く音と、柔らかく弾く音との区別をつけることができます。
フレーズのニュアンスは、譜表ポップアップメニュー(譜表の左端にある小さな黒い三角をクリックして開きます)で、Edit velocities [ベロシティ編集] オプションを使って譜表上に表示させることができます。
(上記「ダイナミクス/強弱記号」の項参照)
八度の音程をオクターブと言います。
オクターブ離れた二つの音の音名は同じです。
あるコードが演奏されるときのピッチは、そのコードのオクターブで決まります。
Melody/Harmony Assistantでは、標準オクターブは四番目のそれです。これは、通常曲が演奏される際の高音部のオクターブです。
(訳註:ト音記号のついた譜表の第二間に置かれた「ラ」の音が440Hz前後、ということです。)
オクターブを上げれば音の高さは高くなり、下げれば音の高さは低くなります。
楽器の音域は、その楽器の出せる最低音と最高音によって規定されます。
休符は、それが示す長さの間、音の休止することを示します。
便利!:Rest tools [休符ツール] パレット上では、休符は音符と同じ配列で並べられています。つまり、一番短い休符は、一番短い音符と同様にパレットの下端/右端にあります。
音階とは音符の序列であり、それぞれの音符の音程を度で表示します。八度の音程は、1オクターブです。
度の間隔は均一ではなく、音階の種類によって変化します。
長音階では、各音の間隔は、
全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音
となります。
半音の音程とは、隣り合った鍵盤(黒鍵を含む)もしくはフレットのそれに相応します。
音階は、どの音からでも開始できます。(ドでもレでもミでも)
第I音を特に主音といい、その音階の名前にもなります。
名前 位置 第I音 主音 1 第II音 長二度音程 2 主音の全音上 第III音 長三度音程 3 主音の二全音上 第IV音 完全四度音程 4 主音の二全音半上 第V音 完全五度音程 5 主音の三全音半上 第VI音 長六度音程 6 主音の1オクターブ上から全音半下 第VII音 長七度音程 7M 主音の1オクターブ上から半音下 オクターブ 主音の十二半音上
例えば、ハ長調の音階は次のようになります。
C、D、E、F、G、A、B
また、ヘ短調の音階は、以下の通りです。
E、F♯、G♯、A、B、C♯、D♯
各音程は、次の場合のときもあります。
短二度音程 主音の半音上 短三度音程 3m 主音の全音半上 減五度音程(増四度音程) b5 主音の三全音上 増五度音程(短六度音程) 5+ 主音の四全音上 短七度音程 7 主音の1オクターブ上から全音下
註:第III音が長三度音程の音階は長音階であり、短三度音程の音階は短音階です。
譜表は、等間隔な五本の平行線からなっており、各線は下から第一線、第二線・・・と番号づけられています。この線の上または間が、音階のそれぞれの音に相応します。
高音部記号(ト音記号)が書かれている場合、一番下の線(第一線)はE(ミ)にあたり、
低音部記号(ヘ音記号)が書かれている場合は、第一線はG(ソ)にあたります。
(訳註:なお、アルト記号(ハ音記号)のときは第一線がF(ファ)に、テノール記号(ハ音記号)のときは第一線がD(レ)になります。)
譜表の左端には音部記号があり、その隣には調号と拍子記号が書かれています。
音とは、物体の振動が空気等の媒体を伝播し、それが鼓膜によって感覚される現象です。
音楽上の音(楽音)は、正確で測定可能な周波数を持つので、雑音と区別できます。楽音の三要素は、
(訳註:音の立ち上がり方や倍音等の強度分布によって、音色が異なることになります。音の立ち上がり部分を切り取った場合、多くの楽器の音色は殆ど同じようになってしまい、プロのクラシック音楽の演奏家でも異なる楽器の音色を区別することは難しくなるそうです。また、ここで言う音の「周波数」というのは、様々な周波数の混成である楽器の音のうち、最も強い部分の周波数のことです。典型的な雑音では、どこが「最も強い」部分なのかがよくわかりません。)
タブ譜はフレットのある楽器用の楽譜です。フレット楽器では、フレットを押さえることで弦の(実効的な)長さを変えて、異なった周波数の音を生じさせます。
ピアノと異なり、フレット楽器は違うポジションで同じ音を出せます。
熟練した演奏家は、即座に正しい指の位置を探し出せますが、そうでない人はタブ譜の助けを借りることができます。
タブ譜はまた、通常の楽譜を補助するものです。音の長さ、スラーやタイ、フレージング等は譜表で読みとることになりますが、ピッチはどのフレットを押さえるのか、どの弦を弾くのか、を示すタブ譜によって読むことができます。
以下にギターのタブ譜を挙げます。
![]()
低いE↓![]()
数字はフレットのポジションを意味し、0は開放弦(フレットは押さえないで弦を弾く)を、1は第1フレットをそれぞれ意味しています。タブ譜では低音側の弦を下側の線として表示します。
タブ譜ではまた、ハーモニクス(和音の全音程、半音程)も調べることができます。
これは声楽の音域を表しており、歌手が歌える最低音と最高音とで、或いはオクターブの数で、表示します。
曲の一部を別の調に変えることを転調といいます。
転調は同じ数だけの半音を、楽曲の全ての音から足したり引いたりして実行します。
非常に素早いピッチの振れをいいます。
普通、音符は、四分音符は八分音符二つ、等のように半分ずつに分割されますが、三連符は、音符を三分割します。
三連符の三つの音符は、そうでない二つの同じ形の音符と同じ長さを持ちます。例えば、二分音符は、三つの四分音符からなる三連符の長さに等しいわけです。
要するに、三連符は3:2の連符ということができます。
連符は分数化された音符であり、「:」で分けられたアラビア数字で表記します。 a:bの連符は、「a個の音符を、b個の音符の長さと同じ長さで弾く」ことを表しています。
例えば、八分音符で書かれた5:2の連符は、五個の八分音符が、二個の八分音符と同じ長さで演奏されるわけです。
スコア上では、一番目の数字だけを連符に添えて表記します。但し、これでは五連符を見つけたとしても、それが5:1の五連符なのか、5:2なのか、或いは5:4なのかはわかりません。
この問題は、拍子記号を見ればすぐに解決します。すなわち、一拍の基準音符=分母の数字が、連符の二番目の数字に相応するわけです。
ベロシティは、音やコードの強弱、クレシェンドやディミニュエンド、拍の強調等を表現するのに利用されます。
ベロシティは、譜表の左端にあるEdit Velocities [ベロシティ編集] ボタンをクリックすることで、調整することができます。
あるパッセージ(楽節)全体にわたって適用されるベロシティは、標準的な音楽用語でダイナミクス(強弱記号)と呼びます。
これから、Melody Assistantの使い方を見ていきます。この章の内容をよく理解し、各々の使い方を実行して下さい。
Melody/Harmony Assistantを起動すると、言語の選択画面が表れます。好きなものを選択して下さい。
(訳註:この選択は、メニューやオンラインヘルプ等、全てに反映されます。事後にもAppleメニュー等から変更できます。)
Melody Assistantの場合、製品を注文するための登録用紙の印刷/あなたの個人登録番号(Melody/Harmony Assistantを購入した後で受け取る)の入力/Continue [続ける] のどれかを選択できます。ここではひとまずContinue [続ける] を選択します。
註:これらの選択は、Melody Assistantの登録版/Harmony Assistantの完全版では必要ありません。
Harmony Assistantの場合、あなたがお使いのオーディオ機器(コンピュータに接続されたもの)の設定をすることができます。オーディオ機器は自動的に検知されます。内容が正しければ「OK」をクリックします。
続いて、Melody/Harmony Assistantのメイン画面が表示されます。
スクリーンの上部に、主なオプションを含むメニューバーが表示されます。また、画面上には、主要な機能に直接アクセスできる数々のパレットが表示されます。
各々のパレットの位置は、パレット左端/上端の青いバーをドラッグすることにより自由に変えることができます。
註:Melody/Harmony Assistantを終了するとき、パレットの位置が記憶されます。次にMelody/Harmony Assistantを起動すると、前回終了時のパレットの位置が再現されます。
パレットを閉じるときは、青いバーの隅にある灰色のボックスをクリックします。Windows [ウインドウ] メニューで選択することによって、再び表示させることができます。
便利!:パレットの青いバーをダブルクリックすると、パレットの方向(水平または垂直)を変えることができます。(訳註:Mixer [ミキサー] パレットではこれは出来ません。)ヘルプ・ウインドウは右下の黒の小さなボックスをドラッグしてサイズ変更することができます。
最後に、メイン・ウインドウには、Melody/Harmony Assistantが起動したときに自動的に読み込まれるサンプル曲が表示されます。
全てのボタンやオプションの機能がわかるように、カーソルの置かれているボタンやオプションに関する説明が常にヘルプ・ウインドウ(黄色の長方形)に表示されます。
便利!:ヘルプ・ウインドウは、メニュー項目やオプションの意味も表示します。従って、メニューを開いた時でも見える所(例えばスクリーンの下部)に置いて下さい。
Play tools [演奏ツール] パレット↓を見つけて下さい。(訳註:Windows [ウインドウ] メニューからも表示/非表示を切り替えられます。見つからない場合、そこからやってみて下さい。)
![]()
演奏スタートボタン↓をクリックして下さい。
![]()
サンプル曲の演奏が始まります。停止ボタン↓をクリックすると演奏が止まります。
![]()
停止ボタンを押さない場合は、演奏が終了したときに自動的に停止します。
便利!:spaceキーでも演奏の開始と停止を行うことができます。
その他のパレットのボタンにもカーソルを当てて、それらの機能をヘルプ・ウインドウで確認して下さい。
まず、サンプル曲のウインドウを閉じます。
メニューのFile [ファイル] > New [新規] で新しいファイルを作成します。
リスト中から最初のモデルを選択します。続けて、Key & time signature [調/拍子記号] を設定できますが、ここでは単に「OK」して下さい。
新しいファイルのウインドウが開きます。
便利!:長いパレット(Action tools [操作ツール] パレット)のボタンから、様々な一般的操作が可能です。
メロディを作るためには、音符を譜表の上に置いていきます。Note tools [音符ツール] パレットで音符の長さを選択し、譜表の上に次々に置いていきます。
Note tools [音符ツール] パレットで八分音符を選択し、それを譜表のE線(一番下の線)上に置きます。
便利!:音符の入力が難しい場合には、表示画面を拡大することができます。表示画面の拡大にはいくつかの方法があります。
・Windows [ウインドウ] > Zoom [ズーム] メニューから拡大率を選択する
・Editing tools [編集ツール] パレットの虫眼鏡ボタンを押してから譜表をクリックする
・虫眼鏡ボタンを押したままカーソルを上に移動する
虫眼鏡ボタンを押して何かをしたあと、音符挿入モードに戻す(鉛筆ボタンを押す)のを忘れないように。
前に入力した八分音符の右隣に、Eの八分音符を入力します。二つの音符は、自動的に連桁されます。
次にNote tools [音符ツール] パレットから四分音符を選択し、前に入力した音符二つの右側にEの四分音符を入力します。
第一小節にはE線上に二つの八分音符と一つの四分音符からなる音のグループができました。
前とまったく同じ三つの音符からなる新しいグループを入力します。これで第一小節が満たされます。
第二小節にEの八分音符を、続いてG(下から二番目のライン)の八分音符を入力します。
次に付点八分音符を入力します。Note tools [音符ツール] パレットで八分音符を選択したあと、Accidental tools [臨時記号ツール] パレット(シャープ、フラット、ナチュラル等の記号のあるパレット)に移動し、dot [付点] 「.」ボタンを押します。
今まで入力した音符に続けて、第二小節にC(譜表の一番下のE線よりも一つ下の線上に置く)の付点八分音符を入力します。
付点モードを解除するために、Accidental tools [臨時記号ツール] パレットのdot [付点] 「.」ボタンを再び押します。これで、付点なしの音符を入力するモードに戻ります。
(訳註:既存の音符に付点を加えるモードでは、音符をクリックするたびに付点がついたりとれたりします。Note tools [音符ツール] パレットで何も押されていない、かつ、Accidental tools [臨時記号ツール] パレットでdot [付点] ボタンが押された状態でできます。この方法は、♯や♭等、Accidental tools [臨時記号ツール] パレット上のものに共通です。)
音符の入力を続けます。
Dの十六分音符(C線とE線の間)
Eの二分音符
Fの八分音符(譜表の下の二つの線の間)
Fの八分音符
Fの付点八分音符
Fの十六分音符(dot [付点] モードの解除を忘れないように)
Fの八分音符
Eの八分音符(譜表の一番下の線)
Eの八分音符
Eの八分音符
Eの八分音符
Dの八分音符
Dの八分音符
Eの八分音符
Dの四分音符
Gの四分音符(譜表の下から2番目の線)
譜表の初めの四小節ができました。
註: 間違って音符を入力したときには、Editing tools [編集ツール] パレットで削除モード(稲妻ボタンを押した状態)にしてから、間違った音符をクリックすると削除できます。そして挿入モード(鉛筆ボタンを押した状態)に戻ります。
Edit [編集] > Undo [取り消し] メニューを使って一つ前の状態に戻すこともできます。
(訳註:Macintoshでは、Command+Zで取り消しできます。)
或いは、選択モード(投げ縄ボタンを押した状態)で、音符を物理的に移動することもできます。移動したい音符の上でマウスボタンを押し、そのまま目的の場所まで移動してマウスボタンを放します。
(訳註:一般的なドラッグ操作です。)
便利!:挿入モードの場合、Commandキー(IBM PC/AT互換機ではCtrl)を押すことにより削除モードに切り替えられます。また、altキーを押すことによってもモードの選択ができます。
(訳註:Macintoshでは、optionキーを押すと選択モードになります。)
あなたが入力した譜表を演奏してみましょう。ピアノの音で「ジングルベル」の旋律が聞こえますね。
作成した譜表をFile [ファイル] > Save [保存] メニューからファイルに保存します。ファイルの名前はJBell.musとします。
助言:入力作業中でもFile [ファイル] > Save [保存] を使ってこまめにファイルの保存を行いましょう。
(訳註:Macintoshでは、Command+Sで保存できます。)
(注意:Harmony Assistantの評価版ではファイルの保存はできません。)
それではメロディにオルゴールの音をつけてみましょう。
譜表の左側にある小さなボタンで、譜表に変化をつける事ができます。
カーソルでそれらをポイントし、ヘルプ・ウインドウの説明を読んで下さい。
小さなInstrument editing [譜表の楽器編集] ボタン(ピアノの白鍵二つと黒鍵一つの絵のボタン)をクリックします。
楽器選択ウインドウが開きます。上部左側にあるのが現在の楽器の名前(ここではPiano [ピアノ] )です。この名前を選択し、Music box [オルゴール] に置き換えます
。
ウインドウの下部には楽器の音を選択するためのリストが二つあります。左側のはサウンドセット(音がテーマ毎にまとめられているもの)です。
Chromatic percussion [半音階打楽器] をクリックします。
右側のはこのグループに属する音名のリストです。「Music Box」を選択して下さい。
選択する前に音を聴くには、Try [試聴] をクリックし、マウスボタンを押したままにします。カーソルを上下に動かすと、異なったピッチの音を聴く事ができます。
助言:リストから色々試し、出せる音を楽しんで下さい。それから「Chromatic percussions」-「Music box」に戻って下さい。
「OK」をクリックして、設定を終えて下さい。
メロディを再度演奏してみて下さい。ピアノの音はオルゴールの音に置き換えられていますね。
ト音記号の上にあるのは譜表の名前です。デフォルトでは「Piano」にセットされています。これを「Main」に変えてみましょう。
譜表の左端のボタン群上方にある黒い三角形を見つけて下さい。
それをクリックすると、譜表ポップアップメニューが開きます。このメニューから全ての譜表設定オプションにアクセスできます。
註:これらの、例えば楽器の選択のような動作は、黒い三角形の下のボタン群を使えばもっと早くできます。
譜表ポップアップメニューでRename [名前を変更] を選択し、新しい譜表名「Main」を入力します。OKすると新しい名前がト音記号の上に表示されます。
それでは一番上の譜表用に確保されている表示領域のサイズを変更してみましょう。譜表左欄外のstaff configuration [譜表設定] ボタン群の下にある水平の赤いラインをドラッグして下げます。譜表の領域が拡がり、二番目の譜表(ヘ音記号のついたもの)は下に移ります。設定された領域が十分な広さになれば、マウスボタンを放します。(但し、二つの譜表が画面上に見えるような範囲で試してみて下さい。)
高音部譜表はまだ一番上に貼り付いてますね。まん中に動かすには、下部の赤い三角形をドラッグして下さい。位置が変わります。
低音(二番目の)譜表に、メロディの伴奏をするコードを入れてみましょう。
もしあなたが音楽理論をよく知らない場合、音符を置くときの助けとなるように、これから使おうとする音符の譜表上の位置を示しておきます。
__高音のG__
高音のF
__E__
D
__C__
B
_________________A_________________ 一番上の線
G
_________________F_________________
____________________________________
____________________________________
____________________________________ 一番下の線
最初の小節にCメジャーコードを第二転回形で置いてみましょう。すなわち、G、C、Eです。
二分音符を選択し、低音譜表の最初の小節にGを置いてみましょう。(譜表上のGの位置は上部参照)
次にこの音符のすぐ上にCを置きます。マウスを動かして、+記号が現れている状態で置いて下さい。この記号が、既に存在している音符と同じ列に別の音符が置かれる場合の目印です。
CがGと同じ列に現れます。これら二つの音は同時に演奏されます。次にEを同じ列に置きます。これでコードは完成です
このコードの右に、同じコードを今まで通り二分音符で置きます。最初の小節は完成です。
便利!:三つの同じ音符を入力するよりは、いっそコピー/ペーストを使用した方が良いでしょう。
・選択ボタンを押してから音符上を横方向に渡るようにドラッグします。
・Edit [編集] > Copy [コピー] を選択します。
・コードを複製したい場所(最初のものの右)をクリックします。
・Edit [編集] > Paste [ペースト] を選択します。
・音符挿入モードに戻る(鉛筆ボタンを押す)のを忘れない様にして下さい。
(訳註:挿入モードのままでも、optionキーを押しながらドラッグ選択、Command+C、複製先をoption+クリック、Command+Vで同じことができます。)
二番目の小節に同じコードを入力します。
便利!:もし二番目のコードを入力する為にコピー/ペーストを使用していたなら、Paste [ペースト] を選択するだけです。
次に二分音符のA、C、EからなるEマイナーコードを上記同様に置きます。
二番目の小節ができました。
三番目の小節にはA、C(上と同じ)、 FからなるFメジャーコードを入力します。
次は最初の小節と同一のCメジャーコードです。
三番目の小節もできました。
四番目、最後の小節にはA、D、高音のFからなるDマイナーコードを置きます。
それから四分音符を選びます。
Gコード(G−B−D)、そして一転回Gコード(B−D−高音G)を置きます。
もしあなたが間違いを犯していなければ、以下のようになっているはずです。

曲を演奏し、できたばかりのコードを聴いてみて下さい。
この譜表の音を変えるために、新しい楽器を作ってみましょう。
前記の譜表の左端にある、譜表に割り当てられた楽器を編集する為の三角形をクリックします。出てきたポップアップメニューからEdit associated instrument [譜表の楽器編集] を選択します。
現在、選択されている楽器はBassと呼ばれています。楽器名の右側にある灰色の矢印をクリックしメニューを開くと、既に作られている楽器のリストが開きます。New Instrument [新たな楽器] を選択して下さい。
新しい楽器に「Strings」という名前をつけましょう。
音のリストから「Ensemble」と「Slow strings」を選びます。
OKしましょう。さあ、これで新しい音を持った新しい楽器ができました。この楽器は低音譜表で使われます。
曲を演奏して新しい楽器を試してみて下さい。
自分で録音したサウンドを使用するために、譜表の楽器を変更してみましょう。
譜表の左にあるStaff instrument edit [譜表の楽器編集] ボタン(ピアノの白鍵二つと黒鍵一つの絵、TAB [タブ譜] ボタンの上にあります。)をクリック・・・する前に、
まず楽器として使うサウンドを作成してみましょう。
サウンドの作成には、まず楽器をUser [ユーザ定義] モードに変えることが必要です。メニューからInstruments [楽器] > All instruments user [全ての楽器をユーザ定義に] を選びます。
システムのコントロールパネルを使用して、マイクロフォンや音楽CDから音を録音する準備をします。
(訳註:Macintoshの場合、「モニタ & サウンド」/「サウンド」コントロールパネルや、コントロールバーの「音源」から入力音源を設定します。)
可能ならば、最初に他のソフトウェアによって録音を試み、問題がないことを確かめておくとよいでしょう。
音楽CDから録音する場合、単独で、できるだけ長く演奏されている音を探して下さい。
マイクロフォンから録音する場合、単独の音符を声を出して歌う、或いは楽器で音を出す準備をして下さい。
譜表の左にあるStuff instrument edit [譜表の楽器編集] ボタン(ピアノの白鍵二つと黒鍵一つの絵)をクリックし、出てきたStuff instrument editing [譜表の楽器編集] ウインドウでマイクのボタン:
![]()
を押してdigital sound input [デジタルサウンド入力] ウインドウを開いて下さい。右側にVU-メータがあり、Gain [ゲイン] つまみで録音レベルを調節できます。
準備ができたら、録音ボタン:
![]()
をクリックし、録音を開始します(五秒間)。終わったらOKを押して下さい(音楽CDも止めて下さい)。
助言:正確に調律された音(できれば、C)を使うとよいでしょう。
録音終了後、Stuff instrument editing [譜表の楽器編集] ウインドウで録音した音を「見る」ことができます。平坦な領域(平らな線)は、音が捉えられなかった時間帯にあたります。
録音した音を聞くには、下のボタンをクリックして下さい。
![]()
録音した音が気に入らなかったら、もう一度録音をやり直して下さい。
次に、録音したサウンドから使用したい部分を切り出す必要があります。使用する部分をドラッグして下さい。選択した領域が反転表示されるはずです。
便利!:Scale [スケール] つまみを使用して画面の縮尺を調節すると作業しやすいでしょう。
(訳註:縦方向に拡縮するには、Effect [エフェクト] ポップアップメニューからAmplify [増幅] を選びます。但し、Scale [スケール]つまみで拡縮するのは見かけ上だけですが、Amplify [増幅] すると、元のデータそのものを変更することになります。)
選択した部分を試聴してみて下さい。これでよければ(前に無音部分のない、単独の音が聞こえる必要があります)、Action [操作] ポップアップメニューを開き、Crop [切り取り] を選んで下さい。
録音したサウンドの音合わせをするには、その音の高さを確認しておくことが必要です。
Input note [入力音] フィールドに、その音名を入力して下さい。
便利!:Try [試聴] ボタンをクリックし、マウスのボタンを押したままにした時、録音した音がCの高さに聞こえていなければなりません。
OKを押して、変更を確定して下さい。元の画面に戻ることができます。曲を演奏すれば、自分で録音した音で聴くことができます。
楽譜にコメントや装飾を入れたい場合、色付きのテキストや画像を好きな場所に挿入することができます。
Miscellaneous tools [その他のツール] パレットのTXT [テキスト] ボタンをクリックし、テキスト挿入モードにして下さい。
テキストを挿入したい場所をクリックして下さい。ウインドウが開き、好きな色、フォント、サイズ、スタイルで文章を書くことができます。
例えば、「Jingle Bells」と入力し、Times(或いはTimes New Roman)フォントを選択して32ポイント太字、赤にしてみて下さい。
便利!:No background [背景なし] を選択することで、テキストの後ろのオブジェクトを隠してしまうことなくテキストを表示することができます。
よければ確定して下さい。赤い枠で囲まれたテキストが、楽譜にあらわれます。
更に、テキストの枠をドラッグして移動させたり、サイズを変更したり(枠の右下端をドラッグ)、再び編集したり(ダブルクリック)できます。
画像を配置する手順は、テキストの配置とほぼ同じです。graphics [画像] (四角と丸と三角が描かれたボタン)を押してから、画像を挿入したい場所をクリックして下さい。
ウインドウ上で、水平スクロールバーを使って、挿入したい絵柄(例えばリボン)及びその色(例えば緑)を選択し、確定して下さい。
選択した画像が楽譜にあらわれます。
便利!:画像選択ボックスでOther [その他] をクリックし、BMP形式やPICT形式のファイルを選ぶことで、ドローソフトで作った画像を楽譜に挿入することもできます。
楽譜を印刷する際、最初のページにコメントをつけることができます。このコメントを編集するには、File [ファイル] > Comment [コメント] を選択します。
Tune title [曲名] (例えばJingle Bells)、composer [作曲者] (これは難問だ...ご存知の方は教えて下さい)、remarks [付記] (例えば「クリスマスソング」)を入力し、確定して下さい。
便利!:このウインドウの下部に、ファイルについての情報、例えばこの曲に費やされた時間等が記載されています。興味深い情報なのですが、がっかりさせられることもあります。
では、File [ファイル] > Print [印刷] > Score [スコア] を選択して下さい。印刷のプレビューが現れ、ページがどのように印刷されるか、見ることができます。
また、ここでは印刷したいものを選択することができます。Option [オプション] ボタンを押して設定して下さい。最後に、下部のリストにおいて、作成した二つの譜表(MainとBass)がチェックされていることを確認して下さい。
以上の設定を確定して下さい。プリンタの設定は、通常通りに選択して下さい。
最後に、Print page [頁を印刷] をクリックして下さい。
註: Harmony Assistantの試用版では、印刷ができません。
Melody Assistantの未登録版では、印刷はできますが、少しの間メッセージが現れます。このメッセージは、Melody Assistantの機能を最大限に利用するには登録した方がよいことを、皆さんに思い出してもらうためのものです。
もちろん、登録すればすぐにこのメッセージは消えます。
同時に画面に表示、もしくは印刷できる小節の数を設定したい場合には、小節の幅を個別に、或いは全て同時に変更することができます。この時、音符同士の間隔は、狭くなったり広くなったりします。
註:この機能と表示サイズの変更とを混同しないで下さい。表示サイズの変更は、全ての記号を大きくしたり小さくしたりして、画面上で見やすくするだけで、印刷には影響しません。互いに近づきすぎていたり、重なり合って見える音符は、実際には相対的な距離を保っています。
全ての小節の幅を同時に変更する:ヘルプ・ウインドウを使って、Editing tools [編集ツール] パレットから、全体の表示を変更するボタンを探し出して下さい。
(訳註:鉛筆/投げ縄/稲妻/金槌ボタンの右の、「♪←10→♪」(数字は例)という絵のボタンです。)
ボタンをクリックし、マウスボタンを押したまま上方へマウスをドラッグすると小節の幅が拡がり、下方へドラッグすると幅が狭まります。
小節の幅を個別に変更する:メイン・ウインドウの最上部に、ルーラ(灰色の横棒)があり、小節番号が示されています。二つのルーラ間の分割線上にマウスポインタを合わせると、ポインタの形が変化します。この分割線をドラッグすれば、この小節の幅を個別に変更できます。
便利!:小節は、画面をはみ出して横長にずっと表示されており、最初の小節から最後の小節まで切れ目のない「帯」のような状態にあります。しかし印刷用紙の幅は無限ではないため、この幅に入り切らない小節は途中で折り返されて上下に印刷されることになります。画面では、印刷時に譜表が折り返される位置が、黄色い垂直な線で示されます。
ここでは、「歌詞」という用語は、曲の中で歌う、或いは、語る部分という意味で用いられます。
「カラオケ」は音楽に合わせて、関連した歌詞を読みながら歌うことを意味します。
カラオケにはいくつかの声部を定義することができ、曲が演奏されている間に歌詞を表示することができます。
合唱団員はこのオプションに興味を引かれるでしょう。厳密な意味でのカラオケの練習はしないにしても。
曲中では、歌詞は、単語或いは音節にマッチした音符を示す譜表に関連づけられています。
語りのパートではそれぞれの単語に音符は関連づけられていません。
space「 」(1バイトの空白)が単語を区切ります。
(訳註:ここで言う「単語」というのは、一つの音符に割り当てられるべき文字列のことです。日本語(2バイト文字)の場合、例えば「遠き山に日は落ちて」という歌詞を二小節/十一音符に割り当てるためには、
と お き や ま に /日 は 落 ち て /
等と入力しなければなりません。)
(訳註:ここに限らず、歌詞の入力やショートカットに使う記号類やspaceは、全部1バイトで入力して下さい。2バイトの記号等は、特殊な意味を持たないただの文字になります。)
単語の途中で音程が変わる場合には、音節を区切るために「-」(ハイフン)を使います。
歌詞を編集するには、あなたが何を持っているか(印刷されたスコア、コンピュータで使用するファイルやテキスト)によって、いくつかの方法があります。
(訳註:日本語(2バイト文字)の歌詞をテキストファイルからうまく読み込めない場合、他のテキストエディタ類(MacintoshではSimpleTextやJedit、Windowsではメモ帳やワードパッド等)でそのファイルを開き、それをコピーしてMelody/Harmony Assistantの歌詞編集エディタ上でペーストして下さい。)
一般的には、基本的な方法は以下の通りです。
このやり方は必須ではありませんが、お奨めのやり方です。もちろん歌詞を入力した後からでもスコアを修正することはできますが、その場合、一部の単語について調整する必要があるかもしれません。
印刷されたスコアを持っている場合、またはオリジナル曲を作りたい場合
ひとまず歌詞に関係なく、音符、転調、構成記号等を入力して下さい。反復記号や構成記号は、Melody/Harmony Assistantが曲を演奏するのに使われるものなので、非常に重要です。例えば、ある部分が繰り返されるスコアを入力する場合、音符は一度しか書かれていませんが、複数の歌詞の行がそのパートに関連づけられることなります。
「.MID」という拡張子のファイルを持っている場合
ファイルを読み込み、標準の形式(.MUSという拡張子)で保存して下さい。音符の長さがきれいに表示されているかどうか(訳註:付点だらけの音符や短い音符/休符の羅列ではなく、正しい長さで適切に表示されているかどうか)確認して下さい。必要であればクオンタイズをかけて下さい。(クオンタイズについては Q&A の章を参照して下さい。)
「.KAR」という拡張子のファイルを持っている場合
KAR形式はMIDIカラオケで最も多く使われる形式です。インターネット上で非常に多くのMIDIカラオケファイルを見つけることができます。あいにく、これらのファイルは複数の声部を含んで保存することができません。
(訳註:例えば以下のFTPサイト等に、MIDIカラオケファイルのアーカイブがあります。
ftp://ftp.midifarm.com//pub/midifiles/karaoke/
ftp://ftp.nvg.unit.no//pub/sounds/karaoke/
ここにあるアーカイブは*.ZIP形式で圧縮されているため、解凍(展開)にはそのためのソフトウェア:
Macintosh用:StuffIt Expander, MacZip, ZipIt 等
Windows用:WinZip 等
が必要です。)
.KARファイルを読み込んで下さい。利用可能な譜表のリストが表示され、歌詞と関連づける譜表を尋ねてきます。多くのファイルでは、書類の最初のパートが主旋律です。どれかわからない場合には、最初のパートを選んでみて下さい。
この選択は、Melody/Harmony Assistantが歌詞を音符に合わせるために重要です。
歌詞をどの譜表にも関連づけないようにすることもできます。その場合にはNone [なし] を選んで下さい。歌詞専用の譜表が表示され(註:通常の歌詞つきの譜表よりも大きな領域に表示されます)、単語は曲の拍子に合わせられます。
「.MUS」という拡張子のファイルを持っている場合
この場合は簡単です。曲はすでに入力されています!
スコア中には必要なだけ歌詞つきの譜表を定義することができます。
譜表の各小節の下には、セルがあります。それぞれのセルは小節に合わせられています。曲の中に反復記号がある場合には、複数の行が表示されます。
小さな赤い三角をドラッグすることで歌詞を表示する位置を動かすことができます。
カラオケを修正する場合に、変更に従って歌詞を(次の小節に)移動させないように、制限された編集モードとすることができます。場合によっては、このオプションをはずすことをお勧めします。
分割不可の空白を入力したい場合には、shiftキーを押しながら入力してください。下線がついて表示されます。アンダースコア「_」を分割不可の空白(註:複数の単語を一音に割り当てるために使用します)として、等号「=」を分割不可のハイフン(註:複数の音節を一音に割り当てるために使用します)として使用することができます。
(訳註:日本語の2バイト文字で複数の音節を一音に割り当てるには、文字間に1バイトの空白やハイフンを入れずにそのまま入力すればOKです。)
行の終わりを入力したい場合には、shiftキーを押しながらenterキーを押して下さい。改行を示すために、キャリッジ・リターン記号が表示されます。
キーとコマンドの要約
enter / tab :次のタイム・ポジションにジャンプ shift + enter :新しい行を挿入 esc :編集モードを終了 矢印 :カーソルを移動 shift + space / _ :分割不可の空白 shift + - / = :分割不可のハイフン shift + ← or → :別のセルへ移動 backspace*1 :直前の文字または選択範囲を削除 *1(Macintoshでは通常のキーボードに存在する削除キー「delete」) Del*2 :直後の文字または選択範囲を削除 *2(Macintoshでは拡張キーボードにのみ存在する削除キー「del」) Command (Ctrl) + A :セル全体を選択 Command (Ctrl) + X :カット Command (Ctrl) + C :コピー Command (Ctrl) + V :ペースト space :単語の区切りを挿入(次のセルへジャンプ) -(マイナス) :音節の区切りを挿入(ダッシュを付けて次のセルへ) マウスクリック :カーソル位置を変更 ダブルクリック :単語を選択 ドラッグ :テキストの任意の一部分を選択
歌詞を直接編集することをお奨めしますが、歌詞全体を編集する方法を選択することもできます。Melody/Harmony Assistantに組み込まれたテキストエディタを起動するには、譜表ポップアップメニューを開きEdit lyrics [歌詞の編集] を選択するか、Score [スコア] > Edit Lyrics [歌詞の編集] を選択して下さい。
それぞれの小節の区切りが「/」で示された歌詞全体が表示されます。テキストを修正し、変更を適用するには「OK」ボタンをクリックして下さい。
分割不可の文字は、分割不可の空白が「_」(アンダースコア)で、分割不可のハイフンが「=」(等号)で表示されます。
このウインドウには現在入力している位置と、演奏されている小節が表示されます。(反復記号を使用している場合には、これらの二つの位置は異なっていることがあります。)
(訳註:このウインドウで入力する改行は、下で説明してあるカラオケウインドウでの表示に反映されます。)
Score [スコア] メニューからPlay Karaoke [カラオケの演奏] を選択して下さい。
歌詞の付いた譜表が一つだけ定義されている場合には、これが使われます。いくつか定義されている場合には、どれを使用するか選択する必要があります。All [全部] を選択した場合には、全部が使われます。
カラオケを表示するウインドウが開き、曲が開始されます。
歌に合わせて歌詞をスクロールさせることができます。歌うパートが赤く表示されます。
演奏と表示がずれていると感じた場合には、それは恐らくデジタル出力の設定が正しくないためです。Configuration [設定] > digital output configuration [デジタル出力の設定] を選択し、手動で時間のずれを調整して下さい(この値は使用しているコンピュータによって異なります)。
Windowsでは、歌詞の表示がぎくしゃくしていることがあります。よりなめらかに表示するためには、Configuration [設定] > digital output configuration [デジタル出力の設定] を選択し、Optimized [最適化] モードを選択して下さい。
いくつかのキー操作を使用することができます。
P / F :ウインドウをフルスクリーン表示 Home / End :スクロールする線の高さを変更 C :テキスト全体を中央寄せ/左寄せ N :譜表を表示/非表示 space :もう一度最初から演奏
エフェクトは音符を特殊な方法で演奏することにより曲を活き活きとさせます。
普通の曲では、主なエフェクト(スタッカート、テヌート、ペダル等)は曲が演奏されるときに使用、実行されます。
エフェクトを説明するためのサンプルファイルがあります。
File [ファイル] > Open [開く] を選び、「Effects.mus」というファイルを「Demos」フォルダから読み込んで下さい。読み込んだらScore [スコア] > Scroll tune [曲のスクロール] を選び、さまざまなエフェクトについて説明を読みながら聴いてみて下さい。
投げ縄ボタンを押した状態で、エフェクトをつけたい音符をダブルクリックして下さい。note editing [音符オプション] ウインドウが開きます。Effects [エフェクト] タブをクリックしてその音符につけたいエフェクトを選んで下さい。
それぞれのエフェクトについてパラメータを設定することで、音符の演奏を細かく調整できます。エフェクトの種類によって、パラメータの値の単位は次のようになります。
1/100秒単位:エフェクトの絶対的な遅延または継続時間をあらわします。曲の演奏スピードに影響されません。
全音符の1/256単位:曲のテンポに対するエフェクトの遅延または継続時間で、テンポが速くなると遅延は短くなります。例えば、八分音符は32、二分音符は128です。
半音の1/100単位:通常の音程に対してのピッチシフトをあらわします。CからDへのシフトでは200(または200に近い値)です。Cから-200だけシフトするとB♭になります。1200では1オクターブ上がります。(1オクターブ=十二半音)
便利!:それぞれのエフェクトがパラメータによってどう変わるかを調べるには、実際に音符を置いてエフェクトをつけ、パラメータを変えてみて下さい。Try [試聴] ボタンで変えた結果を聞くことができます。
註:エフェクトは、デジタル出力設定時のみ有効となります。
註:この章ではHarmony Assistantでできるその他の機能を紹介します。これらはMelody Assistantではサポートされていません。
Harmony Assistantの主な機能のひとつは曲のコードに沿って自動的に伴奏をつけられることです。この機能を使って曲のベースラインをつけてみましょう。
編集中のファイルの上部、小節数を示すルーラと譜表との間に、リズムパターンと自動伴奏を設定する二つのエリアがあります。これがリズム配列(緑色)と伴奏配列(灰色)です。
註:これらのエリアはOptions [オプション] メニューで有効になっている時だけ表示されます。
これらの上のコード・グリッド上に、コードまたは小節が表示されます。
最初の小節の上にある伴奏配列セルをクリックしてみて下さい。Edit accompaniment [伴奏の編集] ウインドウが開きます。New [新規] をクリックしてこの伴奏の名前を(「Bass line」のように)入力して下さい。そしてEdit [編集] ボタンをクリックして下さい。
これで設定のためのタブつきウインドウが開きます。
Instrument [楽器] タブを開いてBass [ベース] を選び、設定済みにして下さい。
註:Edit [編集] で新しい楽器を設定する時や既存の楽器を編集するときは、通常の譜表の中で行って下さい。
そこでNotes [音符] タブを開いて伴奏のシーケンスまたはコードタイプを選びます。according to pattern [パターンによる] を選び、右のリストからChacha [チャチャ] : Bass [ベース] パターンを選びます。
「OK」をクリックすれば伴奏が作られます。
註:伴奏は、Accompaniments active [伴奏アクティブ] ボタン(Play tools [演奏ツール] パレット上)が押された状態である時のみ、演奏されます。
伴奏は曲の第一小節のところにだけ表示されています。いま曲を演奏すれば、第一小節分に相当する最初の三つのベース音が聞こえます。
では、この伴奏を四小節に増やしてみましょう。
便利!:伴奏設定中は、メイン・ウインドウの下の方で伴奏の最初と最後の小節を直接入力することができます。
Bass line [ベースライン] 伴奏配列の右端をポイントしてみて下さい。マウスポインタが変化します。四つの小節をカバーするように右端をドラッグして、マウスボタンをはなして下さい。伴奏がつきました。
試しに演奏してみて下さい。
伴奏をつけるのとほとんど同じ方法で、今度はリズムをつけ加えてみましょう。
第一小節のリズム配列(緑色)をクリックして下さい。rhythm definition [リズム定義] ウインドウが開きます。選択できるリストからLoop1 [ループ1] を選び、「OK」で確定して下さい。
Loop1 [ループ1] がリズム配列に挿入されますが、第一小節だけです。さっきやったようにこのリズムを四小節にまたがるように拡張して下さい。
演奏してみて下さい。曲とリズムが聞こえるはずです。
註:リズムが演奏されるのは、Rhythms active [リズムアクティブ] ボタン(Play tools [演奏ツール] パレット上)が押された状態になっている時だけです。
ここまでHarmony Assistantのいろんな曲づくりの方法をざっと見てきましたが、もっとリズムと伴奏の配列を増やして、曲の演奏を厚くすることができます。
是非サンプルを注意深く聞いて、どんな風に作られているのかを研究してみて下さい。
質問:Melody/Harmony Assistantで作った曲を自由に利用してもいいですか?
Melody/Harmony Assistantの作者(Myriad)は、あなたが作った曲についての何の権利も持っていません。もちろん、著作権法に抵触しないよう各自で責任を持って下さい。(例えば、既製の曲を入力する場合等。)
それ以外の場合は、あなたがその曲を販売しても、また、Melody/Harmony Assistantのサンプル曲として利用できるようわたしたちに送ってきても構いません。
質問:どうやったら曲全体の長さがわかりますか?
File [ファイル] > View document info... [文書情報を見る] を選択して下さい。現在アクティブになっている曲のファイル情報ウインドウが表示されます。
質問:Melody/Harmony Assistantのスウェーデン語版、スペイン語版等はありますか?
ごめんなさい、現在Melody/Harmony Assistantはフランス語版、イタリア語版、ドイツ語版、英語版の四種類しかありません。あなたがMelody/Harmony Assistantの自国語版を制作したいと希望される場合は、わたしたちにご連絡下さい。但し、Melody/Harmony Assistantのテキスト量は、想像されるより膨大ですよ・・・
質問:Melody/Harmony Assistantで使用しているデジタル音源(データベース)のバージョンを知りたいのですが?
Melody/Harmony AssistantのAboutウインドウを開いて下さい。(Macintosh版/Appleメニュー > About... [〜について...] を選択。Windows版/? > About...を選択)
LTBase.rsr:簡易版データベースです。
STBase.rsr:Melody Assistantの拡張版データベースです。
XTBase.rsr:Harmony Assistantのデータベースです。これはHarmony Assistant CD-ROMにしか収録されていません。
(訳註:
GMLTBase.rsr:新しい簡易版データベース
GMSTBase.rsr:新しい拡張版データベース)
質問:前にインストールした拡張音源データベースや、自分で作った曲のデータを消さずに、新しいバージョンのMelody/Harmony Assistantをインストールしたいのですが?
アップグレードパッチをあててバージョンアップするのであれば、Melody/Harmony Assistant本体とそれに含まれるデータファイルだけが更新されるので、その他のファイルは元のままです。
新しいバージョンのMelody/Harmony Assistantを新規にインストールする場合は、同じフォルダ内の旧バージョンに上書きされます。
(訳註:Macintoshの場合、旧バージョンと違う場所に新バージョンを新規インストールして、旧バージョンで使っていたデータファイルを新バージョンの同名のフォルダへコピーすればOKです。)
質問:アンインストールするにはどうするのですか?
Macintoshの場合、Melody/Harmony Assistantの入ったフォルダをごみ箱に移動して、「ごみ箱を空にする」を実行して下さい。
IBM PC/AT互換機マシンの場合は、アンインストールファイルを実行して下さい。
質問:音符を入力しようとすると、次の小節線の上に「→|」のような絵が表示されて、音符が入力できないのですが、どうしてですか?
Limit editing to one bar [編集を小節内に制限] モードで、次の小節にはみだしてしまうような音符を入力しようとしています。このモードでは、音符を次の小節にわたって適正化することはできません。つまり、音符を挿入することで、その小節内の音符が次の小節にはみ出てしまうような場合、その音符の入力はできません。
これを可能にしたい場合は、このモードをオフにして下さい。
(訳註:Options[オプション] > Limit editing to one bar [編集を小節内に制限] のところで解除するか、Action tools[操作ツール] パレットの該当ボタンを押します。)
質問:スコアに入力した音符の音を聴くにはどうすればいいのですか?
Configuration [設定] > Global Setup [一般設定] のEdit [編集] タブで、Play note while editing [編集中に音符を鳴らす] をオンにして下さい。
質問:私の自作スコアでは、最初の四小節の下に次の四小節が書かれているのですが、Melody/Harmony Assistantでもそうすることができますか?
Melody/Harmony Assistantでは、常に左の小節から右へ向かって入力しなければなりません。必要であれば、水平スクロールバーを利用して下さい。印刷時には、用紙のサイズに従って適宜に印刷されます。
(訳註:画面上で黄色い縦線が入っている所で区切られます。)
質問:スコアの小節数を増やすにはどうすればいいのですか?
Edit [編集] > Bars [小節] > Insert [挿入] メニューで必要な数の小節を挿入して下さい。或いは、最後の小節に何か音符を入れると、その右隣に新しい小節が自動的に作成されます。
質問:自分で装飾記号や装飾音等を定義するにはどうすればいいのですか?
目的の音符をダブルクリックして、Note options [音符オプション] ウインドウを開いて下さい。このウインドウで装飾音等を定義することができます。
質問:音符がくっつきすぎているのですが、小節の幅自体は変えたくないのです。どうやったら音符の位置を動かすことができますか?
まず、Options [オプション] > Automatic spacing [自動揃え] をオフにして下さい。optionキー(Macintosh)/Altキー(IBM PC/AT互換機)を押しながら動かしたい音符をクリックして、好みの位置に移動させることができます。移動できる幅は、規準位置の±100%の範囲内です。
動かしたい音符をダブルクリックして、Note options [音符オプション] ウインドウを開き、General [一般] タブのところでHead offset [たまのオフセット] を編集してもこの作業はできます。
質問:隣り合っている二つの音符を連桁できないのですが、どうなっているんでしょう?
恐らく、音符のぼうの向きが別々になっているからです。目的の音符をダブルクリックしてNote options [音符オプション] ウインドウを開き、General [一般] タブのところにあるStem down [ぼう下向き] ボックスをオン/オフしてぼうの向きを同じにして下さい。
質問:四分音符をタイで結ばれた八分音符二つに分割したいのですが、どうやればいいのでしょう?
その音符をダブルクリックしてNote options [音符オプション] ウインドウを開き、General [一般] タブのところにあるsplitting [分割] ボックスの中の八分音符(♪)を選択して下さい。
質問:異なった音価の音符同士でコードを調整するにはどうすればいいのですか?
この場合、コードの長さは一番短い音符の長さに合わされます。
質問:ピアノ曲の右手旋律と左手旋律を、同じ譜表上に表示したいのですが、どうやればいいのでしょう?
ぼうが同じ向きを向いている音符同士だけが、お互いに連桁することができます。高音域(右手側)の音符のぼうを上向きに、低音域(左手側)の音符のぼうを下向きに設定して下さい。
そのためには、まずOptions [オプション] > Automatic hitching [自動連桁] をオフにして、それから各音符のNote options [音符オプション] ウインドウにあるGeneral [一般] タブのところでStem down [ぼう下向き] をオン(低音域)またはオフ(高音域)にして下さい。
譜表ポップアップメニュー(譜表の左端の黒三角でポップアップします)のSplit stem direction [ぼうの向きを分割] オプションでも同様のことができます。高音域の音符はぼうをup [上向き] に、低音域の音符はdown [下向き] に設定して下さい。
この譜表ポップアップメニューを使って、一つの譜表を高低の二つに分割することもできます(Split staff [譜表の分割] オプション)。
質問:ときたま記号をクリックできないのですが、どうしてですか?
次のケースが考えられます。
質問:異なるピッチの音符同士をスラーで結ぶにはどうすればいいのですか?
Miscellaneous tools [その他のツール] パレット上にあるスラーボタンを押してから、目的の音符同士を結んで下さい。
質問:スラーの形状を変えるにはどうすればいいのですか?
投げ縄ボタンを押して、変えたいスラーをポイントして下さい。そうするとスラーが点滅し、三つのコントロールポイントが表示されます。ポイントをドラッグして、スラーの形状を調整して下さい。
数値で形状を調整することもできます。スラーのついた最初の音符をダブルクリックしてNote Options [音符オプション] を開き、slur [スラー] タブで設定して下さい。
質問:スコアの途中に調号や拍子記号を置きたいのだけれど、どうすればできますか?
Key & time signature[調/拍子記号] ウインドウで設定します。Miscellaneous tools [その他のツール] パレット上のKey & time signature [調/拍子記号] (ト音記号)ボタンを押してから、調号や拍子を変えたい小節上でクリックして下さい。
註:Melody Assistantの場合、未登録版ではこの機能は利用できません。
質問:譜表の途中で、低音部記号から高音部記号に表示を変えるにはどうすればいいのですか?
残念ながら、それはできません。
質問:スコアに強弱記号(フォルテやクレシェンド等)を入れるにはどうすればいいのですか?
三通りの方法があります。
これらの強弱記号はあくまで表示のみですので、そのままでは実際には機能しません。Edit [編集] > Actions [操作] メニューでベロシティを強弱記号に合わせて修正する必要があります。
質問:曲のテンポを編集することはできますか?
Staff [譜表] メニューからTempo staff [テンポ譜表] を選択して下さい。現在開いているファイルの一番下に、テンポ編集用の特殊な譜表が表示されます。基準のテンポに対し、25%から400%の範囲内で、自由にフレーズのテンポを変えることができます。それには、音符ボタンを押してある状態でこのTempo staff [テンポ譜表] に音符を入力すると、黒の四角形が表示されます。この四角形の高さが、基準に対するテンポの変化率を表しています。
質問:不完全な小節(アウフタクト等)を作ることはできますか?
例えば、一拍のアウフタクトであれば、Score [スコア] > Key & time signature [調/拍子記号] で(ト音記号のボタンを押してもよい)目的の小節に1/4拍子等の短い拍子記号を入力し、Key & time signature [調/拍子記号] ウインドウでShow time signature [拍子記号を表示] をオフにします。
註:次の小節に、元の拍子記号(上記の例だと4/4拍子)をShow time signature [拍子記号を表示] がオンの状態で入れておくことを忘れないで下さい。
質問:一部だけに他とは違う調号を入れることはできますか?
上記と同様にして、希望の調号を入れて下さい。
質問:12型のモニタだと、ウインドウが大きすぎて全体を見られないんですけれど、どうすればいいですか?
もっと大きいサイズのモニタを買いましょう。実際問題として、Melody/Harmony Assistantは640x480(13型)以上のモニタサイズで使用するようにできています。
質問:譜表の順番を変えるにはどうすればいいですか?
Commandキー(Macintosh)か、Ctrlキー(IBM PC/AT互換機)を押しながら、譜表の左端にある小さな赤い三角形をドラッグして、好みの位置に譜表を移動させて下さい。
質問:ダイアログボックスがヘルプ・ウインドウに重なって、ヘルプが読めないんですが、ヘルプ・ウインドウを移動するにはどうすればいいのですか?
ヘルプ・ウインドウの青いバーをドラッグして、読みやすい場所に移動させて下さい。ダイアログボックスが開いている時でも、この作業は行えます。
質問:譜表の上に表示されるコード名や、下に表示されるタブ譜を非表示にするにはどうすればいいのですか?
staff [譜表] ポップアップメニュー(音部記号の左にある黒の三角形をクリックすると出ます)を開いて、Chord display [コード表示] またはEdit Tablature [タブ譜を編集] を選択して下さい。非表示にしたくない場合は、もう一度選択して下さい(チェックマークがつきます)。
質問:Melody/Harmony Assistantの機能は全部わかったので、ヘルプ・ウインドウは要らないんですけど、どうやって閉じればいいのですか?
全部わかっているわけではないようですね。 :)
Configuration [設定] > Global Setup [一般設定] > Edit [編集] で、Display information line [ヘルプ・ウインドウの表示]のチェックを外して下さい。
質問:作った曲を他のソフトで使うにはどうすればいいのですか?
ファイルを「Midi 1」形式で保存して下さい。これは一般的な形式です。
(訳註:File [ファイル] > Save as... [別名で保存...] で形式を指定して保存します。)
便利!:MIDI形式で保存する場合、現在演奏して聴けるそのままの情報が保存されます。演奏モードに注意して下さい。演奏開始バーがどこにあるのか等・・・
質問:マルチメディア的プレゼンテーションでちょっとした曲を使いたいんですけど、どうすればいいですか?
AIFFかWAVかMIDI形式でファイルを書き出して下さい。
(訳註:AIFFはMacintosh上で、WAVはWindows上で標準的な音声ファイル形式です。どちらも、音声をデジタル情報としてまるごとファイル内部に保持しますので、ファイルサイズは巨大になります。作成した曲が標準的な楽器のセットを使用してある場合、再生したい(プレゼンテーションに使う)環境にQuickTime等のデジタル音源がインストールしてあれば、MIDI形式で保存したものでも再生可能です。但し、MIDIファイルを再生出来るソフトウェア、例えばQuickTime MoviePlayer等が必要です。また、元の音とは違う音になるかもしれません。MIDI形式のファイルの場合、重大なプレゼンテーションに使う前に、その環境で再生テストをしてみることをお奨めします。)
質問:お気に入りの曲を集めた音楽CDを作りたいのですが?
品質設定を16ビット、ステレオ、44KHzにして、AIFFかWAV形式でファイルを書き出して下さい。
(訳註:この形式でのファイルサイズの目安は、「演奏時間一分で10MB」程度です。)
質問:他のソフトで作ったMIDIファイルを聴いてみたら、同じ音質で聴けなかったんですけど、どうしてですか?
Melody/Harmony Assistantで使用しているデジタルサウンドデータは、どこにでもあるものではありません。Melody/Harmony Assistant以外のソフトで作ったMIDIファイルを、同じ音質で聴きたい場合には、MIDI音源の環境を調整する必要があります。
質問:MIDIファイルを読み込んでみたら、音符の位置がずれていたり、音符の長さが、言ってみれば奇妙な感じになっていたんですが、これは不具合ですか?
MIDIファイルの中には、実際に人が演奏したものを録音して作成した物があります。この場合、必ずしも音の長さや演奏のタイミングが拍子に正確に一致するわけではありません。適宜にクオンタイズしてみて下さい(下を参照)。それでも、メトロノーム等の計測器なしで演奏録音したMIDIファイルでは、拍子がずれてしまっているために、音符が正しく表示されないことがあります。
質問:いくつかのファイル(MIDIやMOD等)が読み込めないんですけど、どうしてですか?
まず、そのファイルが損傷していないかどうか、他のソフトでも演奏できるかどうか、確かめてみて下さい。
他のソフトでは正常に読み込み/演奏ができるのにMelody/Harmony Assistantでは問題が起きる場合、不具合報告用フォーム(テクニカル・ヘルプの章にあります)に必要な事項を書き込み、当該のファイルを添付してMyriadに送って下さい。
質問:MIDIファイルを読み込んだあと、ピッチ等の情報がおかしくなるのですが?
現在のバージョンでは、MIDIのエフェクトやモジュレータは実行されません。今後のバージョンでは対応する予定です。
質問:曲を演奏してみると、テンポがいろいろと変わるのですが、なぜですか?
恐らく非表示のままでテンポが変わっているものと思われますので、Staff [譜表] > Tempo staff [テンポ譜表] を表示して調べてみて下さい。
或いは、これはメモリ不足の時にも起きる症状です。他のソフトを終了させ、Configuration [設定] > Global setup [一般設定] > Play [演奏] でScroll music while playing [演奏箇所をスクロール表示] をオフにしてみて下さい。また、演奏中はマウスカーソルを動かさないようにしてみて下さい。
(訳註:Macintoshの場合、他のソフトを終了させただけでは改善されないかもしれません。一旦Melody/Harmony Assistantを終了させ、Finderの情報ウインドウでアプリケーションへの割り当てメモリ(使用サイズ)を大きくしてみて下さい。)
質問:複数の楽器で同時に演奏すると、ときどき音が割れることがあります。これはどうしてですか?
楽器の設定音量か、全体の音量が大きすぎるものと思われますので、音量を絞って下さい。音量過剰(飽和)を回避するために自動出力調整機能(AGC)を使用できますが、全体の音量が大きすぎると、それでも音がくぐもってしまうことがあります。
質問:ときどき音が出なくなったり、マウスが反応しなくなったりすることがありますが、どうしてですか?
デジタル音出力は、その処理にかなりの負荷がかかります。あなたのコンピュータが非力だったり、多数のチャンネルで高品質の音を鳴らそうとした場合、コンピュータがフリーズすることがあります。質問のような症状が起きたときは、Digital Output Configuration [デジタル出力の設定] メニューを開き、演奏チャンネル数や品質を下げて下さい。
Play tools [演奏ツール] パレットのデジタルサウンドエフェクトボタンをクリックして、デジタルエフェクト設定ウインドウで反響やサラウンド等の特殊効果を解除することも一策です。
質問:曲を入力している途中で、曲の終わりの部分だけ聴いてみたいんですが、どうすればいいんですか?
二つのやり方があります。
質問:デジタル出力とMIDI出力の違いとは何ですか?
デジタル出力では、音符はMelody/Harmony Assistantによって音声に変換されます。
MIDI出力では、MIDIサウンドカードや、外部MIDI音源がこの作業を行います。
(訳註:AIFFやWAV形式で出力すると、ファイルサイズが巨大になります。MIDI形式では、ファイルは小さいまま保存出来ますが、再生される音は再生する環境の音源に依存することになります。)
質問:例えば、ゴングやパンディエロ等の一部のドラム楽器の音が出ないのはなぜですか?
サウンドデータにリストアップされている楽器は、GM/GS標準を全てカバーしています。しかし、一部の楽器は、それを扱えるMIDIファイルとの互換性の為に表示はされても、実際には利用できない場合があります。
もっとも、これはMelody/Harmony Assistantに限ったことではありません。他の多くのシンセサイザーでも、あらゆる音を網羅することはできないのです・・・
質問:ある楽器の音量が他のと比べて大きいのですが、どうやって調整すればいいのですか?
その楽器の設定を変更して、音量を下げて下さい。Mixer [ミキサー] パレットでも同じことができます。
質問:楽譜にある譜表の自動タブ譜はどのように設定するのですか?
譜表ポップアップメニュー(音部記号の左上の黒い三角形)でEdit Tablature [タブ譜を編集] を選択します。次にタブ譜を作りたい楽器の種類を選択し(フレット楽器またはハーモニカ)、リストで楽器を選択して下さい。
ハーモニカの場合、基準音も選択することができます。
便利!:譜表ポップアップメニューを使う代わりに、譜表左の小さい「TAB」ボタンをクリックしても同じことができます。
質問:ギター・タブ譜は譜表に関連づけられています。タブ譜に音を挿入すると、Melody/Harmony Assistantは運指を計算し、この音の弦とフレット番号を変更します。どうしたらこれを避けることができますか?
Tablature [タブ譜] 譜表を作って下さい(譜表ポップアップメニューでChange staff type [譜表タイプを変更] を選び、Staff type [譜表タイプ] ウインドウでタブ譜を選ぶ)。そうすれば再計算されずに弦とフレットの情報を直接挿入することが可能です。
一層速く行うためには、shiftキーを押しながらタブ譜表をクリックして下さい。フレット番号のポップアップメニューが表示されます。
質問:ギター・タブ譜の計算をさせようとしたのですが、処理時間が非常に長く、コンピュータがハングします。キャンセルするにはどうしたらよいのでしょうか?
Commandキー(IBM PC/AT互換機ではCtrl)を押しながらマウスクリックすることによって、タブ譜の計算を中断することができます。
質問:私はOpen tuningでギターをチューニングしたいのです。このチューニングのためにタブ譜を生成できますか?
または:私はバンジョーやバラライカ等を演奏します。これらの楽器用にタブ譜を作れますか?
もちろんです。いくつかのチューニングはあらかじめ定義されています。しかし、タブ譜の左をクリックして出てくるメニューでEdit tablature [タブ譜を編集] を選び、出てくるタブ譜パラメータ編集ウインドウでOther [その他] をクリックすることによって独自の定義をすることができます。
質問:ギターコード・ダイアグラムはどのように使うのですか?
Melody/Harmony Assistantでは、コード・ダイアグラムはギタリストのためのコード図です。そのコード図は、各々のコードのためのネック上の左手の場所を示します。例えば、ここにCのコード・ダイアグラムを示します。
![]()
Melody/Harmony Assistantはあなたが修正及び追加できるコード・ダイアグラムのデータベースを管理しています。
いくつかのケースでコード・ダイアグラムが使われます。
ドラッグすれば、コード・ダイアグラムを動かすことができます。
コード・ダイアグラムの右下をドラッグすれば、サイズを変更できます。
稲妻ボタンを押してからクリックすれば、削除できます。
ダブルクリックすれば、編集できます。
便利!:コード・ダイアグラムは「ACCGUIT.DAT」という名前のファイルで格納されます。
このファイルは、新しいバージョンのMelody/Harmony Assistantをインストールした場合でも保存されるように、初期設定フォルダに置かれます。
場所は、
Macintoshでは、システムフォルダ:初期設定:Harmony preferences
IBM PC/AT互換機では、c:¥windows¥acampref¥harmpref
いくつかの異なるコンピュータで使用する場合、あなたが定義したコード・ダイアグラムを同一に保つために、このファイルを両方のコンピュータにコピーして下さい。
質問:自分専用のコード・ダイアグラムのライブラリはどのようにして構築することができるのでしょうか?
このウインドウはConfiguration [設定] > Edit guitar chord diagram [コード・ダイアグラム] メニュー項目からアクセスできます。
そこであなた独自のコード・ダイアグラムを定義したり、コードがどのように構成されているかを理解するために使うことができます。
助言:コードの大多数は既に定義されているので、それらの修正には注意して下さい。
(訳註:Preset [元に戻す] ボタンで、初期状態に復帰できます。)
ウインドウの中心は現在のコードです。ローEが左でハイEが右の状態で、ギターネックが垂直に表示されます。黒い点は指がこのポジションで弦を押さえることを表します。黒い横棒はいくつかの弦が同じ指によって押さえられることを表します。
各々の弦の上で、どの指がこの弦を押さえるために使われるかを指定することができます。
0 =解放弦
1 =人さし指
2 =中指
3 =薬指
4 =小指
X =演奏されない弦
コード・ダイアグラムの各弦の下には、その弦から出る音(AからG)とその音のコード中の位置が表示されます。
F=根音:コードのルート音。例えば、コードC7では根音はC(ド)です。
コードの他の音は根音との間隔に従います。
半音階オフセット 名前 意味 0 F 根音(ルート) 1 9- ディミニッシュ・ナイン 2 9(2) ナイン or セカンド 3 3m マイナー・サード 4 3 サード 5 4 フォー 6 5- ディミニッシュ・ファイブ 7 5 ファイブ 8 5+ オーグメント・ファイブ 9 6 シックス 10 7 セブンス(マイナー) 11 7M メジャー・セブン
コードに含まれない音がダイアグラムに現れた場合、ダイアグラムの下の(コード構成を表す)数字が反転表示されます。
既知のコードはセブンスにのみ属します。より複雑なコードを定義するためには、コード名とその構成要素の関係を解消しなければなりません。コードリストでは、そのようなコードの名前の後には「(*)」が付いています。
現在のコードを変更するためには、ウインドウの右のコードリストをクリックして下さい。
New chord [新規コード] ボタンはコードリストへ新しいコードを追加します。Delete [削除] ボタンは現在のコードを削除します。
Try [試聴] ボタンは現在のコードを演奏します。使われる楽器と出力デバイスは、その時開いているファイルで使われている最初のアクティブな譜表のものです。
コード名を変更するには、変更したいコードを右のリストから選んで、Rename [名前を変更] ボタンをクリックして下さい。一つのコードにいくつかのコード・ダイアグラムを定義することができます。スコア上に表示するためにコードを検索する際、Melody/Harmony AssistantはPreferred [優先] ボックスがチェックされているものを優先します。
Transposable [移調可能] がオンのものは、ネックに沿って移動させれば別のコードへ移調することができるコードであることを示します。(それには解放弦がないことが必要です。)
便利!:コードリスト全体を印刷するためには、File [ファイル] > Print [印刷] > Chord diagrams [コード・ダイアグラム] を選びます。
質問:音符のぼうや音部記号がちゃんと印刷されているのに、音符のたまが大きな四角で印刷されたりするのですが、どうなってるんですか?
恐らくあなたはWindows環境なのでしょう。Wacam.iniというファイルがインストールされていないか、システムフォルダ(C:¥Windows¥)から間違って外されていると思われます。Melody/Harmony Assistantを再インストールして、上記のファイルがちゃんと存在しているかどうか確認して下さい。
質問:印刷しようとすると、「Toccata(SToccata/Myriad Music Fonts)フォントがありません」という警告が表示され、音符のかわりに変な記号が印刷されてしまいます。何が起きたんでしょうか?
Toccata(SToccata/Myriad Music Fonts)フォントがシステムにインストールされていないと思われます。
ちゃんとインストールされていれば、次の記号は八分音符(♪)として表示されているはずです。
e
ちゃんと見えていない場合、このフォントをインストールしなければなりません。
(訳註:HTML形式のマニュアルを見ている場合、あなたがお使いのブラウザの種類/設定によっては、Toccata(SToccata/Myriad Music Fonts)がちゃんとインストールされていてもこれが「e」に見えることがあります。ブラウザの初期設定で、ページ指定のフォントを使う/スタイルシートを有効にして下さい。なお、Macintosh版Mozilla 4.Xの場合、スタイルシートを有効にするためにはJavaScriptも同時に有効にしないとダメなようです。)
Melody/Harmony Assistantの入ったフォルダを開いて下さい。
その中のSystemフォルダを開いて下さい。
その中にあるToccata(SToccata/Myriad Music Fonts)というフォントスーツケースを、システムフォルダのフォントフォルダに移して下さい。
(訳註:漢字TALK7.5以上では、システムフォルダにドロップするだけでOKです。)
このフォントは以下の場所からも入手できます。
(訳註:以下のURLは消失しているかもしれませんが、アプリケーションを正しくインストール/アップグレードすれば必要なフォントも自動的にインストールされます。)
http://www.myriad-online.com/fonts/toccata.hqx
IHarmony Assistant CD-ROMを持っている場合は、その中のFontフォルダを開いて下さい。
持っていない場合は、以下の場所からToccata.ttfというファイルを入手して下さい。
http://www.myriad-online.com/fonts/toccata.ttf
使用しているOSがWindows 95か98かNTの場合、Toccata.ttfファイルをWindows¥Fontsフォルダに移します。
Windows 3.1xを使用している場合は、コントロールパネルを使ってToccata.ttfファイルをインストールして下さい。
質問:一枚の紙に、横三小節、縦四譜表分しか印刷されないのですが、もっと多く印刷するにはどうすればいいのですか?
Editing tools [編集ツール] パレットの小節幅を調整する「♪←10→♪」ボタン(数字は例)で全体の小節幅を小さくし、各譜表の下の赤い水平線をドラッグして、譜表の高さを縮めて下さい。
質問:譜表を括るかっこが、印刷プレビューでは表示されるのに、実際には印刷されません。どうすればいいのでしょうか?
かっこが印刷枠の外にはみ出てしまっています。プレビューで左の余白を2〜3センチずらして下さい。
質問:ストリートオルガン用に、パンチカードを作成したいのですが、どうすればできますか?
Harmony Assistantでは、ストリートオルガン奏者のための機能を用意してあります。これはMelody Assistantにはありません。
質問:クオンタイズってなんですか?
音楽家が鍵盤楽器で曲を演奏するとき、打鍵の強さや長さは完全に正確にはなりません。音楽家は人間であって、「完全ではない」からです。
Edit [編集] > Quantize [クオンタイズ] では、高度な処理計算により、音符の位置や音の長さを正しく表示できるように修正し、演奏者のちょっとした不完全さによるずれを直します。
質問:どうやって処理しているんですか?
音符のシーケンスを解析するために、Melody/Harmony Assistantではそれを調整可能な時間単位に細分します。これをcutting width [カット幅] と言っています。同じ時間範囲(訳註:最小単位として指定した音符の半拍分〜四小節まで設定可能)に属する全ての音符は一緒に処理されることになります。
それぞれの範囲で、まず音符の始まりの部分を標準的な網目を持つグリッド(格子)上のぴったりな位置に合わせようとします。このグリッド中のセル幅の最大値と最小値は任意に設定することができます。例えば、曲の中でクオンタイズされるべき音符に十六分音符より小さいものがないとわかっていれば、最小値を十六分音符に設定します。
ただ、音符の初めだけを合わせても十分ではありません。次に音の長さも考慮しなければなりません。
一般に、人は鍵盤を弾いたとき、音符の正しい長さよりも早く指を離してしまいます。その結果、「余計な休符に区切られた、正しい長さよりもちょっと短い音符の連続」ができてしまいます。Melody/Harmony Assistantは、これを自動的に検知して、余計な休符がなくなるように音符の長さを引き延ばして修正します。どれだけ引き延ばすかは、元の音符の長さを基準として1.5倍から32倍の範囲で設定することができます。
一方で、音が次の音符に重なってしまっている場合、音符の長さを縮めることができます。最大減少値は10%から90%の範囲で設定可能です。
最後の部分、triplets enabled [三連符の検出] は、曲の中の三連符を検出するかどうかを設定するものです。
以上の全てのパラメータは、Edit [編集] > Quantize [クオンタイズ] > Configure [設定] のQuantize [クオンタイズ] ウインドウで設定することができます。
質問:どんなときに使われますか?
次のような場合です。
註:三番目の場合、ファイルを読み込んだときに、自動的に最小限のクオンタイズを実行させる/一切実行させない/個別に手動でクオンタイズ設定、のどれかを選択できます。この設定は、Configuration [設定] > Global setup [一般設定] の「MIDI」タブのところで行います。
質問:クオンタイズ機能は常に有効なものですか?
いいえ。クオンタイズは音符の位置や長さを変更してしまうものです。従って、設定が悪いと曲の品質自体にひどい影響を与えたりします。
註:この節はHarmony Assistantユーザのためのものです。
質問:コード・グリッドに割り当てられたコードは私が望むものではありません。どうすればいいでしょうか?
下にあげた音階配列は、一つの調号において演奏でき